自宅訪問の翌日

当然、気持ちは穏やかではなかった。

今回の出来事は、発覚が遅れたことにより、

この先どこまで事実確認ができるのか分からない状態になっていた。

さらに、加害教員の記憶も曖昧な様子だった。

「これから事実確認を進める」

そう説明は受けたものの、

その前提自体に大きな違和感があった。

もし、すぐに分かっていたら。

その時点で息子から話を聞くこともできたし、

記憶が鮮明なうちに事実確認もできたはずだった。

何より、

「4ヶ月も隠されていた」という事実に対する受け止め方は、

違ったものになっていたと思う。

振り返ると、

最初に隠されることがなければ、

・ここまで家庭が苦しむことも

・学校側が長期間の調査を行うことも

なかったのではないかと感じている。

訪問時に伝えたこと

自宅訪問では、

・体罰の事実確認

・学校としての対応

・今後の進め方

について、早急に対応してほしいと伝えていた。

これに対し学校側からは、

・体罰かどうかの判断は教頭ではできないこと

・調査には時間が必要であること

が伝えられた。

「時間が必要」

そう言われたが、

担任の段階で情報が止まっていなければ、

ここまで時間はかからなかったのではないか。

そう思う気持ちはあった。

「隠蔽ですか。」

感情を堪えても出てしまう言葉だった。

感情を出さないというのは難しい。当事者だけでは話が思うように進まないも実感した。

記録として残すということ

訪問時のやり取りは、録音をしている。

先生方の了承も得た上で、

言った言わないを防ぐために残したものだ。

その日の夜、

私は何度もその音声を聞き返していた。

ただ、自分だけで判断することに不安もあった。

感情が揺れている中で、

本当に冷静に受け止められているのか分からなかったからだ。

第三者の視点と、新たな動き

そこで、音声を第三者の方にも聞いてもらうことにした。

・私たちの主張がどう聞こえるのか

・学校側の説明はどう受け取れるのか

客観的な意見を求めた。

音声を聞いてもらい、

私たち家族がこれから進めようとしている学校とのやりとりや事実確認について、

力になっていただけることになった。

それが、武豊町議会議員の櫻井雅美さんだった。

櫻井さんは、

最初に相談に乗ってくれた人でもあり、

私の上司であり、仕事仲間でもある。

そして、私にとってとても大切な存在だ。

学校には組織があり、

武豊町という行政がある。

一方で、保護者は個人で向き合うことになる。

子ども一人のために、組織と向き合う。

その状況の中で、

第三者として伴走してくれる存在がいるということは、

想像以上に心強いものだった。

なお、この心強い支えについては、

別の記事で改めて書きたいと思っている。

この日を境に、

「学校に任せるだけではない」

保護者としてできることも同時に進めていく、

そんな動きが始まった。

ABOUT ME
みかん
子育て中の母親。みかんが好き。子どもが学校で受けた体罰をきっかけに、ひとりの親として経験したことを記録しています。「学校と戦わない姿勢」を心がけていますが、気持ちは常に戦っています。日々は穏やかなのが一番。